カテゴリー:笹マニア事典
ササガリ【笹刈/ささがり】
昔、笹は田んぼの肥料として使われていました。
百姓は田の肥料にするために、春になると暇さえあれば笹刈りに行き、
なるべく多く田に笹を入れました。
毎日朝夕2回、4km以上もある山を通って笹刈りをしたそうです。
明治15~16年、東北、北海道で最も盛んに行われたといいます。
また、初秋の頃から行われるものを「秋笹刈」として区別していました。
ところが、大正時代に入って、
金肥(農家がお金を払って購入する肥料のこと)が発売され
秋笹刈はほとんど中止になりました。
笹マニア事典は「笹(ササ)」のつく言葉を集めた事典です。