カテゴリー:健康と笹
夏が近づくと気になるのが体臭。
薄着になるにしたがって、隠していた体のニオイが外に漏れ出ている気がする?
デオドラントや香水などで誤魔化すこともできますが
どうせなら、そんなものを使わなくても気にならない体でありたいのが本音です。
体臭は体に溜まった“体の毒素”が原因で起こると言われています。
この毒素が血液の中にも存在していることをご存知でしょうか?
血液が汚れていると、それだけ体臭も強くなります。
血液の中の毒素はやがて体の外に出て、体臭の原因になります。
毒素が貯まると、体の中で活性酸素が発生します。
中性脂肪やコレステロールが活性酸素によって酸化されるとニオイの元過酸化脂質が作られます。
また、活性酸素が皮脂腺に働きかけると、皮脂腺の中で過酸化脂質が作られ、
分泌されると、臭いニオイが体から出ます。
脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことによって、ノネナールという物質が作られます。
年齢とともに、脂肪酸や皮脂中の過酸化脂質の量が多くなり、
これが原因で加齢臭が起こりやすくなるといわれています。
毒素が溜まる原因は複数あります。
①食べ物
活性酸素は食べるものによっても左右されます。
次の食べ物は活性酸素を増やす可能性が高いものです。
・肉類
・乳製品
・スナック菓子
肉類や乳製品、スナック菓子に含まれる添加物は体臭を発生させる食べ物の1つです。
消化されにくいため胃腸に長い時間留まり、体内に栄養として吸収される前にアンモニアが発生。
これが血液にのって全身をめぐった後、汗腺や皮脂腺から分泌するとニオイが発生します。
活性酸素はニオイ成分が交感神経を刺激することで、免疫細胞が増加した際に過剰に産生されます。
肉類や乳製品などの脂質が多い高カロリーな食事を日ごろから摂取している場合、
体内のコレステロール値が上昇します。
このコレステロールは皮脂腺を刺激する作用を持っていて、この刺激はアポクリン汗腺にも影響を及ぼします。
すると、皮脂の分泌量が急激に増えてしまうので体臭を強くしてしまいます。
よって肉食が多い人は体臭も強い傾向にあります。
比較的肉食が多い欧米人は比較的に体臭が強く、アジア人は弱いと言われています。
(環境と体質により違いがあります)
②ストレス
ストレスが溜まることでも交感神経が活性化されます。
そうすると、免疫細胞が刺激され活性酸素が産生されます。
また、自律神経も不安定になり、胃腸など内臓機能が低下します。
そうすると体が本来持つ解毒作用や活性酸素除去作用が弱まり、
血液中の毒素が体に残ったままになって、ニオイの原因になります。
③運動のしすぎ
適度な運動はストレス解消とデトックスに効果的ですが、
すぎた運動も活性酸素を作り出す原因になります。
活性酸素は呼吸によって体内に取り込んだ酸素からも作られます。
呼吸をたくさん行う激しい運動はそれだけ活性酸素を体内に溜め込んでしまいます。
野菜や果物に含まれる抗酸化物質(ポリフェノール)は
体臭や加齢臭の原因である過酸化脂質の発生を
防ぐ効果があります。
クマ笹にも活性酸素を除去する作用があります。
参考文献:基礎と臨床 31, 3321-3324, 1997
スーパーオキシドラジカル、ヒドロキシルラジカル、脂溶性ラジカルの3種類の活性酸素が
クマ笹のもつ抗酸化性によって抑えられるという結果が出ました。
活性酸素はニオイの原因となるので
活性酸素を抑えることで
ニオイの原因を断つことが期待できます。
また、クマ笹のエキスに含まれる、葉緑素などの
有効成分は消臭効果を発揮しながら、悪臭物質を解毒、中和、排泄を促すなどして、
体臭の原因を体の中から取り除き、
解消させる作用も期待できます。
クマ笹抽出液には体臭や加齢臭の原因である過酸化脂質の形成を抑制する作用があることが
昭和大学医学部の実験で明らかになっています。
絶食は過酸化脂質形成を誘発しますが
絶食2日前からクマ笹抽出液を経口投与したラットは、
何も与えられていないラットとくらべて
肝臓と心臓における過酸化脂質形成が抑制されることが分かっています。