カテゴリー:日本文化と笹
9月も中旬を過ぎると、さわやかな気候となって、竹笹の緑が美しくなっていきます。
特に立体的な竹笹の魅力を味わえます。
ヒメハチク、トウチク、ホウライチクなどが特に美しく目を引きます。
8月中旬からバンブー類の筍が頭を出し
下旬からはシホウチク、カンチクの筍も頭を見せ始め、とても水分を必要とする時季です。
9月の上~中旬は台風の季節です。
8月の対策(リンク)に習って、竹笹の安全を計って下さい。
中旬までは残暑に加え、空気も乾燥してくるため、水あげには注意をしましょう。
9月は空気が乾燥するのに加えて、盆栽も一休みする時季です。
水が大事な時季のため、2~3日水あげを怠ると葉が巻いてしまい、
葉先は緑を欠いてしまいます。
こうなってしまうと、焦って水をあげても、中々戻りません。
そのような時は思い切って枯れた葉を切り取ってしまいましょう。
10~15日すると新しい芽が出てきます。
タケアツバ、タケケムシによる被害の多い時季です。
タケアツバ
タケ科の害虫では最も被害を与えます。
グループの竹を食べつくすと、隣のグループに移って食べて、
広範囲の葉をボロボロにしてしまいます。
ハチクからバンブー類まであらゆるものに被害を与えます。
幼虫は黄緑色で、淡褐色の長毛がまばらに生えます。
大きさは15mmくらいです。
対策)
幼虫を早く発見して駆除しましょう。
ディプテレックスの殺虫剤が効果的です。
幼虫が高齢になった頃にはタケは丸裸になっています。
早めの対策が必要です。
タケケムシ
被害が出る前に、マラソン乳剤を散布していれば安心です。
散布し忘れていたら、被害がないかよく確かめて、発生していたら散布しましょう。