カテゴリー:クマ笹とは
竹細工や尺八など、昔から、日本の生活や文化の中に溶け込んでいる竹。
実は竹細工の種類によってベストな竹棹の年齢があることを、ご存知でしょうか?
竹細工の種類 | 竹棹の年齢 | 特徴 |
竹細工 | 4~5歳 | 丈夫で使いやすい |
尺八 | 5~6歳 | これ以外のものは良い音が出ない |
床柱 | 1歳未満のものを年末に切る | これ以外のものは良い光沢が出ない |
竹箒 | 3~4歳 | 若い竹棹で作ったものより耐久性が倍以上アップ |
竹細工の種類によって、適切な年齢の竹棹を準備することが
美しく質のよい竹細工づくりへとつながります。
竹の簡単な数え方は、枝の先端を見ることです。
竹は毎年、冬期に枝の先端が腐って側枝が伸びるので、
その先端を見ることで年齢を知ることが出来ます。
1)一歳の竹 / 2)二歳の竹 / 3)三歳の竹
一歳の竹竿の枝先はまっすぐで、その先に葉がついているので、すぐに分かります。
棹の色でも、ある程度、竹の年齢を判断することができます。
色は土の栄養状態や、棹の密度によって変わってきます。
そのため、同じ土地、同じ年齢の竹棹は同じ色をしていることが多く、
ひとつの竹棹の年齢が分かれば、
あとは色だけでその辺の竹棹の年齢を推測することができます。
若い竹は青々しく節は白っぽく、年を取ると黄みがかって節は黒くなっていきます。
棹を叩いた音でも竹の年齢を判断できます。
若い竹は密度が低く、叩いても、あまり音が響きません。
竹は年齢が進むにつれて密度が増し、棒で叩くと澄んだ音が出るようになります。
その美しい音色に惹かれて
日本には竹を使った楽器が数多く存在します。
楽器の種類によって、様々な竹が選ばれ、作られます。
笹竹を背負い、「こきりこ」を手にもつ烏帽子姿の放下師
長さ7寸5分(約23センチメートル)に切った竹を両手に一本ずつ指先でつまみ、
回しながら打ち鳴らして踊り歌う。太さはおよそ1センチメートルである。
日本では中世の時代から使用され、
なかでも室町時代中期以降にあらわれた放下師は常にこきりこを打ち鳴らしていた。
引用 – Wikipedia
ささらとは、茶筅を長くしたような形状をしており、竹の先を細かく割ってつくり、
「ささら子」という刻みをつけた細い棒でこするとサラサラと音のする道具である。
この音は、歴史的には「ささら」と把握され、秋の稲穂が擦れあう擬音を意味してきた。
楽器の「ささら」は、この擬音を表現する道具という意味に由来する名であり、
漢字ではしばしば編木という表記がなされる。
引用 – Wikipedia
アイヌ民族に伝わる竹製の楽器。
竹製の薄い板(弁)に紐がついており、
この紐を引っ張る事で弁を震動させて音を出し、これを口腔に共鳴させる。
音程はほとんど一つの音高から変わらないが、
口の形を変えることにより共鳴する倍音のフォルマントを変化させて音楽表現とする。
引用 – Wikipedia
琉球楽器。長方形に切った竹を二枚ずつ両手に持ち鳴らす。
古典舞踊の「踊りこはでさ」(四つ竹を持って踊ることから四つ竹とも)に使うのが代表的だが、
最近ではエイサーに使われることもある。
引用 – Wikipedia