カテゴリー:日本文化と笹
もともと日本人は、伝承と効用の両面をふまえて、数多くある植物のなかから竹笹を多方面に祭ってきました。
なぜ竹笹が神聖なものとして選ばれたのでしょうか…?
ずっと昔、酒は神を祭るのに欠かせない大切なものでした。
酒は竹筒に仕込まれ、殺菌のために笹葉を入れ笹葉でふたをして作られていました。
この時、他の植物の葉で包んでもうまくいかず、笹葉で包んだものだけが上等の酒となったそうです。
(<<クマ笹の抗菌性)
日本人は竹笹に強い生命を感じとり、そこに神霊が宿るものと信じてきました。
その不思議な力への信仰心が今日まで脈々と、日本中のあちこちで続いています。