カテゴリー:健康と笹
血管が硬くなるほど、認知機能の低下が起こりやすくなる?
動脈硬化が認知症になる可能性のひとつとしてカウントされる!?
最近、巷で噂されている動脈硬化と認知症の関係性…
血液検査の結果が脳裏に浮かび、ドキリとした方は要注意です。
血圧やコレステロール値、中性脂肪値など…いつも胸に引っかかっていたけれど、目を背けていた血液のプロフィール。久しぶりに出会っていかがでしょうか?まっすぐと目を合わせることはできますか?
しかし、なぜ動脈硬化が認知症の原因に?
血管が硬くなる→動脈硬化 はなんとなく分かるけど
動脈硬化→認知症 なんで?と思う方も多いはず
簡単に動脈硬化と認知症の関係性をまとめてみました。
認知症と聞いて「アルツハイマー」を思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし、「若年性」の認知症として一番多いのが「脳血管性認知症」と言われています。
脳血管性認知症は、脳の血管の病気が原因として起こります。代表として挙げられるのが脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など。脳の血管が詰まったり出血するなどして起こる認知症です。
では、なぜ動脈硬化が認知症の原因になるのか?
それは動脈硬化が脳の血管の病気の原因のひとつだからです。
動脈硬化は、文字どおり動脈がかたくなること。
動脈がかたくなると、血管の中がせまくなったり、詰まったりしてしまいます。
その結果、心臓に負担がかかり高血圧に、血管は徐々にくたびれて、もろくなると破れてしまいクモ膜下出血などが起こります。
動脈硬化→脳の血管の病気→(脳血管性)認知症…とつながっていくわけですが。
では、動脈硬化はどのようにして起こるのでしょうか。
目を背けないで下さい。血液検査の結果が頭に浮かんだ方はご存知ですね。
そう。生活習慣です。
日々の生活と表裏一体の血液結果。これまでの自分を振り返る良いチャンスかもしれません(自分に問いかけています)。
縁側で猫を膝に乗せ孫に囲まれながら、温かな日差しの中眠るように人生の幕を閉じる確率は雷にあたるより低いと聞きますが、そこまでいかなくてもなるべく楽しく生きたいものです。
動脈硬化の原因の一つとして挙げられるのがコレステロール。
コレステロールには、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)が存在します。
善玉コレステロール(HDL)は、血管内の余分なコレステロールを肝臓に運び
悪玉コレステロール(LDL)は、反対に肝臓からコレステロールを体中に運びます。
悪玉コレステロール(LDL)
もうすでにその名前から、やっかいな存在であることがうかがえますね。
悪玉コレステロールが増えると、コレステロールがたくさん血中に運ばれます。
それに対して善玉コレステロールが余分なコレステロールを運ぶのが手いっぱいになると…血管内にコレステロールが溜まり、動脈硬化の原因となってしまいます。
悪玉コレステロール(HDL)はおつまみやケーキなどに増える原因が隠れています。
それは、ついつい食べてしまう食べ物に多く含まれ…
そして、つい、そのことを忘れたくなってしまうのです。
美味しいものを食べれば食べるほど増えるコレステロール。
美食家にとっては油断のならない存在です。
善玉コレステロール(HDL)が処理し切れない余分なコレステロールが自分の体に留まっていると思うと、気分もあまり良くありません。
でも善玉コレステロール(HDL)はオーバーワークでとてもそんな余裕はない。
だれか変わりにコレステロールをどこかにやってくれないだろうか…
そんな思いに応えてくれるのが、笹です!
クマ笹には葉緑素がたくさん含まれています。
葉っぱの緑色、じつは葉緑素が元になっています。
葉緑素はコレステロールと結合して体外に排泄する働きがあり、クマ笹の緑色のエキスには葉緑素が含まれています。
高コレステロールをたくさん含んだ食べ物
そこに葉緑素をプラスした食べ物をそれぞれ違うネズミに食べてしばらく過ごしてもらったところ…
お分かり頂けるでしょうか?
葉緑素をプラスした食べ物を食べたネズミは高コレステロールの食べ物ばかり食べたネズミに比べて
血中コレステロール値が上がらず抑えられています。
余分なコレステロールが葉緑素によって体外に排出され、フンには多量のコレステロールが含まれていました。
このようにクマ笹に豊富に含まれている葉緑素には、血管内の余分なコレステロールを排除する働きがあります。
美味しいものも食べたいけど、最近コレステロールが心配・・・という人にはクマ笹はうってつけかもしれません!
参考文献
薬理と臨床 10(4),285-293,2000